今回ご紹介するのは・・・
海の近く、隠れ家のようなアトリエでフラワーレッスンを開催されているRoots Flower&Decoration まどかさんのアトリエのカーテンです。
まどかさんは、日頃季節感を大切に、五感を満たしながら、こころ豊かに花との時間を大切にしながらパリスタイルフラワーレッスン、店舗の定期装花、オーダーメイドフラワー、出張のお花屋さんなどの花しごとをされています。
まどかさんとの出会いはお店のOPENの7年前からのお付き合い
今回アトリエを新設するにあたりご夫婦でご来店頂き、ご依頼頂きました。
今回はKuTembeaでカーテンを進めていく上で大切にしていることをお話しながらご紹介させて頂きます。
まずお打ち合わせで最初にすること、それは、お客様の想いをじっくり伺う事です。
今回は、図面を見ながら、アトリエへの想いや生徒さんとのレッスンの様子等、色々伺いながら夢の空間づくりのイメージを膨らませつつ、色々な生地を見ながら、リラックスしながら楽しくお話して頂く事でご自分の気持ちを整理していく作業になります。
この打合せは、私たちKuTembeaとお客様の想いをひとつにするとっても大切な時間。
今回のポイントは、玄関からのエントランスホールをアトリエに入る前の空間として演出したい
エントランスホールに入った瞬間から異空間に入ったようなイメージ
そこからレッスンに参加される生徒さんには寛いで頂きたい
エントランスホールに置かれるアンティーク家具
以前よりご利用されている家具は新アトリエでも引き続きご利用されるとのこと、パリスタイルのフラワーレッスンの様子が目に浮かんできます。
そしてここでは、フラワーレッスンで活けられたお花を撮影するスペースでもあること、あくまでもお花が主役でありカーテンは背景であること。
素敵な夢の空間がイメージできたところで
次に大切なことは・・・
イメージにあった生地探しとその生地をお店の南側の窓にかけてみること
生地をただ見るだけと窓辺にかけてみるのとではまた印象も変わるので、この工程も大切にしています。
ちなみにKuTembeaの吊見本は全て南側の窓辺に掛けられるようにピッタリサイズで作っています。
ここで気になる生地が見つかったところで・・・
図面から概算で金額をご提示していきます。
イメージ通りでも大幅に予算オーバーとなると実現するのも難しい
このこともとても大切な事なので
幅広い価格帯の中から予算内に納めるのもお打ち合わせを進める上で大切な事
予算に合った生地選びが出来たところで、選んだ候補の生地持参で実際のお宅へ採寸へ伺います。
お店で見るのと実際のお宅で見るのでは床、壁、家具等インテリアが違うので
この打ち合わせで色違いになったり、第一に候補より第二候補の方が合うなんてことも!
お客さまも現地で生地を確認する事でご納得感も更に高まります。
これらの工程を進めてお選びになったのは・・・
エントランスホール
アトリエともに
存在感抜群の品のある刺繍生地
当初は無地をご希望されていましたが、お話を進めてサンプルを見ていくうちに、柄へのご興味を持たれこの生地に決定!
ここで大切なのは
空間に合ったスタイル選び
エントランスホールは腰窓
通常は窓下から15㎝程度の長さにするのが一般的ですが
そうすると生活感が出てしまう!
今回は生徒さん達をお招きするスペースなので
床までのカーテンスタイルに
エレガントな刺繍の生地にグレーのレザータッセルを足すことで大人かっこいい窓まわりに
レースは、程よい光沢感のベース生地に、裾部分がふわふわのモヘア
パリにあるホテルの一室のようなエントランスホールに
アトリエは素敵な家具の奥に腰窓という配置だったので、絵のように見える上下に昇降するシェードスタイルに。
窓からの出幅が5㎝程度コンパクト
手前に家具がきても干渉せずスッキリと収まります。
レースは、ドレープ生地の中にある同系の落ち着きのあるグレージュ色に
こちらも程よい光沢感が、上質な空間に仕上がりました。
航空会社の客室乗務員(CA)として勤務されたご経験から
お客さまへのおもてなしの心を大切にされているまどかさん
一緒にいるとその時を心地よく過ごさせてくれる達人!
新しいアトリエで伸び伸びと心地よく楽しげに
レッスンされる生徒さんたちの様子が目に浮かんできます。
この度は素敵な空間づくりのお手伝いをさせて頂けたたこと
感謝と嬉しい気持ちでいっぱいです。
まどかさん、ありがとうございました。